大学生協の食事に失望した
私は先日、久しぶりに大学生協を利用した。昼になると僕たちクソメンは、いつもどこで食べるか論争になる。茨苑会館、キッチンカーの弁当、サザコーヒー、そして大学生協である。
私達は基本的にこの四択のいずれかで毎日食事することになっている。
ただ、論争とは言っても最近は、ほぼ8割型「茨苑会館」というところで食べることにしている。
茨苑会館は量といい、味といい値段といいヲタを満足せしめるのだ。
ただ、やはり毎日同じところで同じものを食べるというのは、いくら美味しくても飽きてくるのだ。
そこで、僕らは先日3カ月ぶりに大学生協で食事をしてみた。
なんで僕らが大学生協を毛嫌いしているかは簡単。美味しくないからだ。そして最近はそのくせ値上がりが続いているのも僕が敬遠していた理由だった。
久々の生協。。前回来た時と相変わらず変わらない薄暗い照明。
この時点でもうはっきり言って、退出しようかと思った。けれども、もうそれも面倒。
「うん。今日は生協のこの時期の期間限定ものを食べよう!それが当店の売りだから味は確実なはず。よし」
私は迷うことなく、「チャプチェ一つに、さらさらトン茶をおひとつ下さい。付け合わせにサーターアンダギーで!」
不愛想な店員はぶっきらぼうに、厨房に私の注文を繰り返す。
つくり置きされた品物はあっという間に僕の配膳の上にのせられ、会計に進んだ。
生協の長所はこのマクドナルドよりも速い商品提供にある。唯一この点だけである。
この作り置きを並べるという、パズルを組み合わせるかのように調理することで、大学生協は今や日本一の学食チェーンに成長した。彼らの価値競争はこんなにもシンプルなのだった。私は失望した。。
席は相変わらず混雑していてすぐに座れない。これはいつまでたっても改善されない。
私は待つけど、こんなに待たせたら佐々木さんならきっと120分のクレームコースになることは容易に想像つく。私は失望した。
ようやく席につき食べることができた。
まずチャプチェである。見本の写真とはまるで違う商品である。色合いといいどう撮影したらこうなるのか私はさっぱり見当がつかなかった。
肝心な味であるが、残念ながら味付けされていないため評価しない。焼き具合は、焼いたとは言えないほどの生な状態。私は一口で失望した。
気を取り直して二品目のサラサラトン茶。
これは、とんかつを白湯に浸すというあまりに奇抜な一品である。
結果は衣がシナシナになり、「そりゃそうなるだろ」という味のままであった。
私は失望した。
付け合わせのサーターアンダギーも口の中の水分をもってかられるだけである。お茶をとりに行くのでさえ並ぶ生協には適さないメニューである。私は失望した。
そして以上の生協が今、この昼時に大学内で最も人が集まり、最も経済活動が盛んになっている現状。そして私もこれに加担したことに、失望してしまった。